目次
電車の中でふと目を留めてしまう中吊り広告には、デザインにおける効果的な工夫がされています。
今回は、以下の写真の中吊り広告について、なぜ「良い」と感じるのか、そのポイントを8つご紹介します。

1. 3つのストーリーが「横並びで完結」しているレイアウト
左から、医療 → 特産品(卵) → 伝統工芸 とテーマが違うのに、
同じ枠組みで 「3本の物語が並列で並ぶ」 デザインになっており、読み手が迷わず内容に入れます。
ネット広告でも「構造が同じ複数訴求」は効果が高いといわれています。
(例:3つのメリット、3種類のコース、3人の利用者の声 など)
2. メイン要素が「縦長ボックス」で整理されている
各要素が同じ比率でボックス化されており、視線の動線が安定します。
そのため、ユーザーは「どこを見ればいいか」一瞬で理解できます。
ネット広告でも「情報の容器を揃える」のは鉄則です。
3. 写真の雰囲気が統一されている
・人物は落ち着いたトーン
・食品は温かい光
・伝統工芸は手元の動き
ジャンルは違うのに、「落ち着いた高級感」「信頼感」という共通イメージが出ています。
トンマナ統一はブランド力の要です。
ネット広告でも写真基調の統一が CTR を押し上げる要因となります。
4. 文字情報が短く、右肩にまとめられている
各ボックスのタイトルは短く、補足説明も5〜10文字程度におさめています。
そのため、パッと見ただけで意味が伝わります(瞬間理解)。
SNS広告・バナー広告もこの「瞬間理解」が非常に重要です。
5. カラーパレットが黄金色~黒で統一されている
ゴールド系と黒系が中心で、上質感が生まれています。
食品・ヘルスケア・工芸と相性の良い色使いです。
強めのアクセントカラーを抑え、高級系トンマナに最適です。
6. メインビジュアル(卵)を中央に置くことで「核」が生まれている
中央の「卵箱」が強いビジュアルで、視線を集めています。
その他の2つは「両サイドのストーリー」として補完的。
ネット広告も中央に「アイキャッチ」を置くのがセオリーです。
7. 余白がしっかり取られていて窮屈さがない
情報量は多いのに、余白がしっかりあるので読みやすい。
バナー広告でも「余白の多さ=洗練感」になります。
8. 情報導線がシンプル(QR → Web)
複雑な導線が無く、各ボックスに QR が1つずつ。
デザインの目的が「Webに飛ばす」ことと明確でブレがありません。
ネット広告でも CTA が「1つだけ」は鉄則です。
デザインの横展開:WEBマーケティングでの活かし方

車内中吊り広告を「良い」と感じるデザインのポイントについて解説してきました。これらのポイントは、WEBマーケティングにも活用できます。
どのように活用できるのか、バナー広告、LP、Instagram広告の3つについてご紹介します。
(A)バナー広告の場合
- 3カラム構成(3つのメリットなど)
- 統一色 + 写真トーン合わせ
- 中央に強いビジュアル
- 文字は極限まで短く(6〜12文字)
(B)LPの場合
- 冒頭で「3つの特徴を並列で見せる」
- 写真+短文+1つのCTA でブロック化
- 余白を恐れず上質デザインへ
(C)Instagram広告の場合
- 統一トンマナの3スライドで訴求
- 純度の高いメインビジュアルを中央に
- 1投稿につき「訴求は1つ」
総評(この広告デザインの本質)
多様な情報を、統一感のある「物語の3分割」で見せて、
ユーザーに迷わせず、自然にLandingへ誘導しているデザイン
これが強いです。
ネット広告に応用すると
「高級感 × 情報整理 × 瞬間理解」という、CTR と CVR が上がりやすい黄金デザインになります。
成果を追求したWEBデザインならリザサポにおまかせください
電車の中吊り広告を例に、効果的な広告デザインについて解説してきました。このデザインのポイントは、WEBにおけるマーケティングにも活用できます。
「効果の出るWEBデザインをどうやって設計したらいいのかわからない」とお悩みの方には、株式会社アミッケの「リザサポ」がおすすめです。
リザサポは、SEO対策やデザイン、動画編集、広告運用など、WEBに関する作業を月額定額制で外注できるサービスです。WEBマーケティングに強い担当者がつくため、効果的なWEBデザイン設計が可能です。