リスティング広告ついて
広告を表示する指定エリアの話しの前にリスティング広告について簡単にご説明しましょう。一般的にWEBサイトに集客する方法はいくつもありますが、有料で即効性の高い方法といえばリスティング広告が代表的です。
リスティング広告というのは、GoogleやYahoo!でキーワード検索しているネットユーザーに対して広告を表示させる方法です。
よく検索結果に【広告】と表示されているのを見かけると思いますが、それは全て広告費用を支払って表示をさせている情報です。基本的には同じ仕組みになっていて、GoogleもYahoo!もこのリスティング広告という広告枠で収益を上げています。
エリア指定について
では今回の投稿について本題に入りますが、このリスティング広告には広告主にとって嬉しい機能がいくつも実装されています。
例えば、広告の予算を決めて表示できる事や広告を表示させる対象をセグメント出来る事など。
その機能の一つが【エリア指定】です。
このエリア指定の機能はGoogle、Yahoo!共に使う事ができます。この機能は主に店舗系の事業者が活用する事が多いのですが、例えばgoogleで【近くの眼科】と検索すると、検索した場所の周辺の情報が検索結果として表示します。大阪の眼科を表示させる事はありません。それは、検索している人がどこから検索をしているかの情報を、検索サイト側で持っているからできることなのです。
この機能を広告主から考えてみると、品川にある眼科の場合、【眼精疲労 治療】と検索している人に対して広告を表示させたいとしても、仮に大阪で検索している人が広告を見ても品川の眼科まで来るはずもありません。つまり全国エリアを対象にして【眼精疲労 治療】と検索している人に広告を表示させても効果は期待できません。
一方で品川エリアで【眼精疲労 治療】と検索している人に絞って広告を表示する事ができれば、患者として来院頂く可能性は十分にあります。このようにエリアを指定して広告を出すことは、店舗型の事業者にとってはとても重要な機能になります。
GoogleとYahoo!の機能の違いとは
実はこの便利なエリア指定の機能ですが、GoogleとYahoo!では設定方法に大きな差があります。
具体的にはこうです。
■google
地域名指定〇
範囲指定〇
Yahoo!
地域名指定〇
範囲指定×
地域名での指定はどちらも可能です。
どの程度の指定が可能かといいますと市区単位までの指定が可能です。先ほどの例でいいますと東京都品川区のエリアで可能という事です。
しかし、店舗の場合これだけでは十分ではないのです。
店舗によって、例えば美容室、クリニックなど最寄りで探す場合、電車を乗り継いで2km先の場所までは行く事はあまり考えられません。
よほど、そこで無ければ受けられないサービスがあれば違いますが、多くの場合はそれに当てはまらない事でしょう。
そこで重要なのが範囲指定の機能になります。
例えばですが都心部でも眼科など一般的なクリニックの場合、クリニックの場所から半径2km以内が通院の範囲として考えられます。自転車や車を使う場合でも3kmほどで考えますので、区の単位まで指定できても範囲としては広すぎるのです。
市区で指定する場合にはこんな事も想定されます。例えば品川区と港区の堺に店舗がある事業者の場合、品川区と港区を範囲として指定し広告を表示させることになります。
これでは範囲が広すぎて、かなり無駄な広告費もかかってしまうのが実態です。
この違いを考えた場合に明らかにgoogle広告の範囲指定の機能を活用した方が費用対効果が上がる事はおわかりになるかと思います。
広告を多く出して、広告費を沢山支払ってもらいたいと考えればここまで細かい指定にすることはないと思いますが、Googleは検索するユーザーや広告主の満足度を重要視している事から、広告の効果はかなり高まってきています。
我々がよく指標にするCPA(広告によるアクション獲得単価)では、GoogleとYahoo!で5倍から10倍ほどの開きが出る事もあります。この記事を読んでいただいた方も、エリア指定を軽視せずに細かい設定を頂く事をオススメいたします。
弊社では月額30,000円からの固定費のみでネット広告の運用も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。